ひとり好きな大学生のぶろぐ

マイペースに過ごす大学生の日常。

【私の人生映画】日常に飽き飽きしたら観たい アバウトタイムについて語る

 

こんにちは。

映画鑑賞が大好きな大学生が、今回は大好きな映画である2012年公開の映画「アバウトタイム」について語りたいと思います。

 

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この映画は何回も観ているのですが、観るたびに感動し生き方について考えさせられます。

日々忙しくせわしなく過ごす現代人にとって考えさせられる映画だなと思います。

人生は素晴らしいものだということを教えられます。

そして見るたびに生きる元気をもらえます。映画見て気分変えたいな~とか、元気もらいたいなあ、あったかい気持ちになりたいなあという時に観てもらいたい、そんな作品です。

とにかくこの映画の内容について語りたい!良さを知ってもらいたい!という自己満的な気持ちで書きますので、ご了承の上ご覧いただきたいなと思います(笑)

※ネタバレを含みます。

 

あらすじ

イギリス南西部コーンウォールに住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ、風変りだけど仲良し家族。しかし、自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。
そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちは代々タイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになる。
やがてティムは弁護士を目指してロンドンへ移り住み、チャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちる。ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに。ティムは巧妙なタイムトラベルを重ねた末、ようやくメアリーの愛を勝ち取ることに成功する。

その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、特殊能力を使っても回避することは不可能なのだと。そして、人生最大の選択を迫られるのだった…。

出典

Amazon | アバウト・タイム~愛おしい時間について~ [DVD] | 映画

風景の魅力

主人公ティムの実家があるイギリス南西部にあるコーンウォール。ここがまた素晴らしい場所なんです!

家の近くに海があり常に自然を感じられるような場所で、家族は日常をゆったりと楽しむ姿がとても素敵です。

毎日浜辺に出かけてランチをしたり、毎週金曜日の夜はどんな天気でも家族みんなで外で映画を楽しんだりと憧れの生活をする家族。

平和な日常の素晴らしさが伝わってきます。

 

「about time movie cornwall」の画像検索結果

出典 About Time | About time movie, Film stills, Movie locations

 

 

タイムトラベルを通して学ぶこと

主人公のティムは21歳の誕生日にタイムトラベルの能力を知り使い始めるが、その体験を通じて様々なことを学びます。

それはタイムトラベルを通じて人の心を変えることはできないことであるとか、何かを得られる代わりに何かを失うといったことです。

ティムは彼女を作るために能力を使っていましたが、ある日同居人のハリーのためにこの力を使いその代わりにメアリーとの出会いがなかったことになってしまったのです。

ハリーのキャリアのために能力を使うことを選び、自分の出会いをなかったことにするという選択をしたティムは、本当に人のことを思える優しい人柄なんだなと思います。

その後メアリーと出会うためにケイト・モスの展示会でひたすら彼女を待ち続けるティムの真剣さには感動します。

何日も展示会に居座り一人の人だけを待ち続ける。ものすごい行動力と忍耐力。

それだけの気持ちで人を想い続けるティムも一途で素敵ですし、そんな風に想われるメアリーも素敵です。素敵なカップル。。

 

能力に制約がある

メアリーと幸せに暮らしていたティムは日々の生活でタイムトラベルをする機会はほとんどなくなっていた。それは毎日幸せだからです。

たしかに何もかも上手くいっていて充実しているときは今が一番幸せと感じれますよね。

そんな中ティムに子供が生まれます。そして子供が生まれる前にタイムトラベルすると異なる子供が生まれてしまうというタイムトラベルの制約がわかります。

子供が生まれる前の生活にはもうタイムトラベルできないという状況になります。

妹のキットカットを救いたかったティムは、能力を使わず本人の意志と自分たちの支えで彼女を救うことを選びました。

 

また、お父さんが末期のがんだということがわかり葬儀が行われた後でも、彼は能力を使ってお父さんに会いに行くことができました。

そこでメアリーに新しく子供を作りたいという相談を受けます。新しく子供を作ったらもうお父さんには会うことができなくなる。本当のお別れです。

彼は悩みました。

でもその提案を受け入れます。

それは父からの教えがあったからです。

 

父の教え 日常の素晴らしさ

父はタイムトラベルの重大な秘訣について教えてくれます。それは一度過ごした一日をもう一度同じように過ごすことです。

そうすることで一度目は緊張や不安で気づけなかった素晴らしさに気が付くのだと。

それはコンビニの店員さんの接客がよく笑顔が素敵なことや、仕事を通じて喜びを感じること、嫌な気持ちになるような状況(電車で隣の人の音漏れがひどい)はそれを利用して楽しんでしまうといったことです。

 

私たちは日常を過ごしていると同じような生活の繰り返しで面白味を感じれなくなってしまい、日々をなあなあと過ごしてしまいがちです。

ですがその日常にこそ素晴らしさがあるということをこの映画は教えてくれます。

これは今のような状況にも言えますよね。

突然未知のウイルスが世界を脅かした新型コロナウイルス。日常生活が一変し緊急事態宣言が出たりと前代未聞の状況が続きました。

ステイホームの時間や今現在まで続く困難な状況の中で、人々はこれまでの人生やこれからの人生について考えさせられました。

そして多くの人が気づいたと思うのです。これまで当たり前のように過ごしていた時間はかけがえのないものであったのだと。

私は大学生なのでせっかく苦しい受験を乗り越えた大学1年生が、キャンパスへ行き友達と過ごせないような状況がとても辛いことだなと感じています。

私はコロナがこれまでの日常の素晴らしさを感じるきっかけになり、何事も積極的にやっていこうと思えるようになりました。

自ら得た教訓 素晴らしい日々

そしてティムは新たに子供が生まれる直前に父に会いに行きます。本当に最後の父との時間。いつものように卓球を楽しむ二人。そしてこれで最後なのだと伝えます。

最後だと伝え抱き合う親子。絆が深くて感動します。

そして父は最後に浜辺へ散歩をしようと誘うのです。戻ったのはティムがまだ子供だった頃。

コーンウォールの素敵な浜辺で習慣だったいつもの浜辺でのひととき。

私はこのシーンで家族の時間の尊さを感じました。子供時代独特の出来事や時間の過ごし方。だんだん子供たちは家族との時間より友達との時間が長くなり、いずれは独り立ちしていく。永遠ではない時間だからこそその尊さを感じます。

その後、家族は彼の死を受け入れ彼のいない世界でおだやかに暮らし始めます。

そして物語は終盤へ。ティムは自ら悟ったことを私たちに教えてくれるのです。

今の僕は一日だって過去に戻らない。この日を楽しむために自分は未来からきて、最後だと思って今日を生きてる。僕の非凡で平凡な人生の… 僕たちは一緒に人生をタイムトラベルしている。今を精一杯生きて素晴らしい日々をかみしめよう。*1 

 

 彼はもう能力を使わなくても人生を有意義に過ごす術を身に着けたのです。

そしてこのセリフの”非凡で平凡な人生”というところが私には刺さりました。誰もが同じ人生を歩んではいないですよね。人それぞれ違った人生があって、その中で懸命に生きている。平凡に感じるようでも非凡なんだ。ということを教えられました。

そして”今を精一杯生きて素晴らしい日々をかみしめよう。” 私たちもティムと同じような能力があったとしたら戻りたいような日々。普段見過ごしてしまいそうな小さな幸せをかみしめて毎日生きていきたいです。

私の感想

何事も失ってから気づくことって多いです。大切な人と突然別れがきたときはその例の一つ。

その日がわかってたらあんなことをしたかった、言いたい言葉があった。そういった状況になってしまう人は多いですよね。

そうならないためにも毎日をかけがえのないものだと受け止め、いつそんな時が来てしまってもいいように日々を過ごすように私は心がけています。

この映画が教えてくれたことです。

この映画を初めて観たのは高校2年生くらいだったと思うのですが、何回も観てそのたびにこのことを思い直します。

そしてこれから先も見続けると思うのです。映画ってその年齢によって感じ方が変わったりしますよね。私も将来結婚したり子供が生まれたりしたらまた感じ方が変わっているのかなあと楽しみだったりします(笑)ライフイベントに直面するたびに見直したいそんな作品です。

 一見ラブストーリーかなと思って観た人多いと思います。私はそうでした(笑)

 

ですがこの作品は主人公を取り巻く家族の物語人生について考えさせられるとっても深くて素晴らしい作品です涙 毎回泣いてしまいます。(笑)

ここに書くと長々となってしまうので割愛しましたが、メアリーと結ばれる前もカップルになった後も胸キュンシーンがたくさんあって終始にやけます。。(笑)

女優さんのレイチェル・マクアダムスがかわいすぎて!

特にお気に入りシーンはパーティーでの退屈そうにしている姿からのティムとのシーン。パーティーでかかっているNellyの「Dilemma」がマッチしすぎて、最高のシーンです。

 あと、タイムトラベルはむしろ脇役で、単なる能力。設定。て感じなので、そこはファンタジーとして受け取りそこから得られる教訓は、そんな能力のない私たちには気づけないようなことなのでとても感動します。

監督・脚本家のリチャードカーティスさん天才です涙 同じく監督した「ラブアクチュアリー」「ノッティングヒルの恋人」、脚本を担当したブリジットジョーンズ(1.2)も間違いなく私の大好きな作品です。

ですが、「アバウトタイム」は間違いなくこれからの人生何回も観ていくだろう私の人生映画です。

最後に

最後のシーンで流れる曲Ben Foldsの「The luckiest」とっても素敵な曲です。

「How long will I love you」も素敵で、映画のシーンを思い出します。

和訳されたYoutubeの動画を載せておきました。ぜひお聞きください。

映画「アバウトタイム」の良さが一人でも多くの方に良さが伝わればいいなと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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*1:映画「アバウトタイム~愛おしい時間について~」より